山内 昭人 (著)
内容紹介
本書は,第一次世界大戦勃発とともに第2インタナショナルが機
能停止に陥ったことを契機に登場した国際反戦社会主義運動である
ツィンメルヴァルト運動(1915-19年)と,ロシア10月革命を背景
として実現した第3インタナショナル(コミンテルン)の創設(1919
年3月)との連続する二つのテーマを中心に,国際社会主義運動の
一大再編過程をインタナショナル史として包括的に捉えることをめ
ざしている。
ここで言うインタナショナル史とは,従来,第2インタナショナ
ルやコミンテルンを世界大会や執行機関を中心に捉えてきた「上か
ら」のインタナショナル史ではなく,「社会史」的方法を駆使してめ
ざされた,いわば「下から」のインタナショナル史である。
そこに,西欧からの数少ないコミンテルン創立大会出席者である
オランダ社会主義者S.J. リュトヘルスに着目したインタナショナル
な「関係史」のケイス・スタディを織りあわせ,インタナショナル(国
際社会主義)の歴史的意義を,旧ソ連等の文書館史料公開によって新
たに発見した第一次史料を駆使し,実証的に解明する。
主要目次:
序 章
第1 章 インタナショナル史研究の方法論的考察
第2 章 第2 インタナショナルの「崩壊」とインタナショナルの再建
―西川正雄著『第一次世界大戦と社会主義者たち』によせて―
第3 章 ツィンメルヴァルト運動,1915-1919 年 ―コミンテルン創設前史(1)―
第4 章 リュトヘルスとインタナショナル史研究 ―片山潜・ボリシェヴィキ・アメリカレフトウィング―
第5 章 第3 インタナショナルへの道 ―コミンテルン創設前史(2)―
第6 章 初期コミンテルンと在外日本人社会主義者
終 章
補 章 在米ロシア人移民労働運動史研究
あ と が き
文 献 目 録
人 名 索 引
単行本: 322ページ
出版社: 九州大学出版会 (2016/2/3)
言語: 日本語
ISBN-10: 4798501743
ISBN-13: 978-4798501741
発売日: 2016/2/3
商品パッケージの寸法: 21 x 14.8 x 2.5 cm
| 商品の状態 | 未使用に近い |
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